黒沢明監督映画「天国と地獄」 / 影響か?誘拐事件多発


午前10時の映画祭「天国と地獄」を見に行く。


(ウイキペディアより)
1961年に『用心棒』、『椿三十郎』と娯楽時代劇を世に送り、次回作には現代劇を構想していた黒澤が、たまたま読んだというエド・マクベインの小説『キングの身代金』(1959年、「87分署シリーズ」の1つ)に触発され、映画化した作品である。映画化の動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り」(劇場公開時のパンフレットでも誘拐行為を批判している)だという。

映画は興行的には成功を収めたものの、公開の翌4月には都内を中心に誘拐事件が多発した。映画の公開は中止されなかったが、国会でも問題として取り上げられ、1964年の刑法一部改正(「身代金目的の略取(無期または3年以上の懲役)」を追加)のきっかけになったという。


黒沢映画は本当に画面にくぎ付けになりますね。
一瞬たりとも見逃せないって感じです。


最初の子供の遊びで二人が役割を交代する場面から始まり、
それが間違った誘拐事件につながったり、
捜査段階の刑事の打ち合わせなども本当さを感じさせられました。


ウイキペディアにある通り、
刑法の改正までもっていくなんて信じられない効果のあった映画でした。


今日も黒沢映画に感動でした。


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